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完売御礼 【限定!万年筆インキ】 パイロット社 「江戸の粋」 3色!

2009.04.30

江戸の粋  -- Tokyo Limited Edition --

町人文化が華開いた江戸時代は庶民がファッションとして流行色を追うようになった時代でもあります。
粋と洒落を好んだ大衆の中から沢山の流行色が生まれました。「江戸の粋」は当時の代表的な流行色を再現したインキです。
さらなる書く喜びと楽しみをあなたに。

左から 「江戸紫」 「新橋色」 「深川鼠」

【江戸紫】 江戸の男衆の粋なひと色

歌舞伎でお馴染み「助六由縁江戸桜」(すけろくゆかりのえどざくら)で、花川戸の助六が鉢巻にしているのがこの「江戸紫」です。当時江戸で流行していた京都の紫染を真似、紫草の根を用いて江戸の地で染めた色とされています。紫草の根には解熱、消毒作用があり、これで染めた鉢巻を額に巻くと症状を和らげることから病気鉢巻と呼ばれていました。病気鉢巻は本来左側に結ぶとされていたのに対し、助六の鉢巻の結び目は右側に巻かれていました。その男っぷりの良さ、健康でパワフルな男の象徴とされた助六の鉢巻は、江戸の男衆の間で粋なファッションとして流行し、この色が「江戸紫」として浸透していきました。

【新橋色】 花柳界の粋なひと色

色鮮やかな緑がかった青色「新橋色」。この「新橋」とは東京の新橋のことです。明治末頃から新橋の芸者衆の間で流行した着物の色から「新橋色」と名付けられました。明治5年の新橋・横浜間の鉄道開通により新橋は賑わいを増し、新興ながら東京で一番の花街になっていました。新橋芸者は木挽町の芝居小屋を取り巻く料亭や遊船宿の町芸者が始まりとされ、明治初期には一等級の格付けを得ていました。粋でハイカラ、新橋芸者が身につけるものが流行となり、この色が生まれたと云われています。新橋芸者は現在でいうファッションリーダー的な存在であったのでしょう。

【深川鼠】 地味な中から探す粋なひと色

鼠色は江戸時代の町人に好まれた流行色で「江戸百鼠」と云われるほど沢山の色名があります。幕府によって華美を禁じられた江戸庶民が、逆に地味な色にこそ「粋」があることに目覚め、鼠色の中にも微妙なニュアンスの違いを見極めたのでした。「深川鼠」は淡い藍色に鼠がかった色で、江戸の粋な場所「深川」にあやかって名付けられたと云われています。「深川」はかつて芸者の綺麗どころが往来し、木場の若衆や米屋の若旦那が闊歩する、まさしく粋な町でした。
 
   
【仕様】
 
■型番■TOKINK-50
■容量■50ml
■金額■1,575円(税込) 

標準色のメーカーサイト(パイロット) = http://www.pilot.co.jp/products/pen/fountain/iroshizuku/index.html
 
 
※ 「江戸の粋(限定品:3色)」は完売させていただきました。 ありがとうございました。 
 
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